
リモートワークで生活リズムが崩れる原因と、整え方の具体策
在宅勤務を始めてから起きる時間がバラバラ、夜眠れない、昼夜逆転気味。そんな崩れた生活リズムの原因を整理し、朝の光や始業の儀式など今日から試せる立て直し方を、一日のスケジュール例つきで具体的に解説します。
お役立ち・ノウハウ

在宅勤務を始めてから、なぜか体重が増えた、前より太りやすくなった気がする。ズボンがきつくなって、そういえば通勤していた頃はここまでではなかったな、と心当たりのある人は多いと思います。
先に結論をお伝えします。在宅で太りやすくなるのは、あなたの意志が弱くなったからではなく、体を動かす機会が減り、食べ物との距離が一気に近くなったという「環境の変化」が主な原因です。だからこそ、対策も気合いではなく、環境を少し変えることが軸になります。この記事では、在宅でなぜ太りやすいのかを整理したうえで、仕事を続けながら実行できる間食と食事のコントロール術を、早見表つきで紹介します。運動そのものの話は最小限にして、体重と食べ方に絞ってお伝えします。
オフィスに通っていた頃は、意識しなくても体を動かし、食べる時間も自然と区切られていました。在宅になると、その仕組みがまるごと消えます。
ひとつは、日常の消費が減ること。駅までの往復、社内の移動、階段の上り下り。こうした細切れの動きは合計するとそれなりの量で、通勤がなくなると一日の活動量ははっきり下がります。それでも食べる量が変わらなければ、収支が合わなくなっていきます。
ふたつめは、キッチンや冷蔵庫が近いこと。オフィスなら「わざわざ買いに行く」というひと手間が歯止めになっていましたが、家では数歩でお菓子に手が届きます。小腹がすいたときのハードルが低すぎるのです。
みっつめは、食事の時間が不規則になること。始業や昼休みの区切りが曖昧だと、昼を抜いて夕方にまとめ食いしたり、夜遅くにがっつり食べたりと、リズムが乱れやすくなります。
そして、仕事をしながらの「ながら食べ」と、ストレスや退屈からの食べ。画面を見ながら口に運ぶと、どれだけ食べたか意識に残らず、満腹のサインも感じにくくなります。集中が切れたときや手持ち無沙汰なときに、なんとなく甘いものへ手が伸びるのも、家に一人でいるからこそ起きやすい行動です。
まず、在宅で太りやすくなる原因と、そこで起きること、打てる対策を並べて整理します。
原因 | 起きること | 対策 |
|---|---|---|
通勤や社内移動の消費が消える | 一日の活動量が下がり収支が崩れる | 始業前や昼に短い散歩を入れて動きを足す |
キッチンや冷蔵庫が近い | 小腹がすくたびに手が伸びる | 手の届く場所に食べ物を置かない |
食事の時間が不規則 | 抜き食い・まとめ食い・夜遅い食事が増える | 昼と夕の時間をだいたい固定する |
画面を見ながらのながら食べ | 食べた量が意識に残らず食べ過ぎる | 食事は仕事の手を止めて食べる |
ストレスや退屈での食べ | 空腹でないのに甘いものへ向かう | まず飲み物を一杯、それでも欲しいか確かめる |
大事なのは、原因のほとんどが「意志」ではなく「距離」や「区切り」に関わっている点です。裏を返せば、環境をいじるだけで効くものが多いということです。
間食は、我慢だけで抑えようとすると長続きしません。意志の力に頼らず、そもそも食べにくい状況を作るのが近道です。
一番効くのは、買い置きを減らすことです。家にお菓子がなければ、食べたくても数歩では手に入りません。まとめ買いのストックが一番の敵になりがちなので、買う量そのものを減らすところから始めると効果が出やすいです。
置き場所も見直します。目に入る場所、手の届く場所にお菓子があると、それだけで食べる回数は増えます。棚の奥や別の部屋にしまうだけでも、無意識のつまみ食いはかなり減ります。
そのうえで、食べるなら時間と量を先に決めておきます。「15時に、この小皿のぶんだけ」と枠を作ると、ずるずる食べ続けるのを防げます。袋のまま食べず、一回分を出してから食べるのも同じ効果があります。
小腹がすいたと感じたら、まず飲み物を試すのもおすすめです。水やお茶、無糖のコーヒーを一杯飲むと、それで落ち着くことは意外と多いです。それでも食べたいときは、甘いお菓子よりもゆで卵やヨーグルト、素焼きナッツのようにタンパク質のあるものに置き換えると、腹持ちがよく食べ過ぎを抑えやすくなります。
具体的にどう変えるかを、ありがちな習慣ごとにまとめます。
ありがちな習慣 | 置き換え・工夫 | ねらい |
|---|---|---|
デスクにお菓子を常備 | 見えない場所にしまう、そもそも買わない | 無意識のつまみ食いを減らす |
袋のまま食べ続ける | 一回分を小皿に出して食べる | 食べ過ぎに歯止めをかける |
甘い飲み物を何杯も | 水・お茶・無糖コーヒーに替える | 液体からの糖分を抑える |
小腹がすくと即お菓子 | まず飲み物、次にタンパク質系 | 空腹と退屈を切り分ける |
昼を抜いて夜にまとめ食い | 昼をきちんと食べ夜を軽くする | 食事リズムを整える |
仕事しながら食べる | 手を止めて食事だけに集中する | 満腹のサインを感じ取る |
すべてを一度に変える必要はありません。まずは買い置きを減らす一点だけでも、手応えは出てきます。
在宅で太りやすいのは、自己管理ができていないからというより、動かず食べ物が近いという環境の問題だと私たちは考えています。責めるべきは意志ではなく、環境のほうです。裏を返せば、通勤に使っていた時間がまるごと空くのは在宅の利点でもあります。その時間で日中に散歩や軽い運動を入れたり、昼をきちんと食べる余裕を作ったりと、整えやすさはむしろ在宅のほうが高いのです。ただし、これは生活リズムが安定していることが前提になります。「リモート可」とあっても実態が週3出社だと、通勤の日とそうでない日で生活のリズムが揺れ、食事も間食も乱れやすくなります。NoTrainは求人原文で出社頻度を確認し、「通勤ゼロ」「週1通勤」「週2通勤」に分けて実態を検証しています。働き方が安定するほど、体重の管理もしやすくなるはずです。
在宅勤務で太りやすいのは、活動量が減り、食べ物との距離が近くなり、食事の区切りが曖昧になるという環境の変化が重なるからです。だからこそ、我慢で抑え込むより、買い置きを減らす、見える場所に置かない、時間と量を決める、飲み物やタンパク質に置き換える、といった仕組みで対処するのが現実的です。全部を一気にやらず、効きそうな一つから始めてみてください。
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