
在宅勤務で太るのはなぜ?体重が増える原因と、間食・食事のコントロール
在宅勤務を始めてから体重が増えた、太りやすくなったと感じていませんか。動かない、冷蔵庫が近い、食事が不規則。太る理由を整理し、仕事を続けながらできる間食と食事のコントロール術を具体的にまとめます。
お役立ち・ノウハウ

在宅勤務になってから、明らかに体を動かさなくなった。そう感じている人は少なくないはずです。気づけば朝から夜まで同じ椅子に座りっぱなし、一日の終わりに「今日、玄関から一歩も出ていない」なんて日もある。腰が重い、肩がこる、なんとなく気分も晴れない。心当たりがあるなら、それは在宅勤務で起きやすい運動不足のサインかもしれません。
結論から言えば、解消のカギは「がんばって運動する」ことではありません。通勤で自然に消費していた活動量を、仕事の合間に少しずつ取り戻す。その仕組みを生活に埋め込むことです。この記事では、座りすぎが体に与える影響を整理したうえで、デスクワークでも無理なく続けられる具体策と、続けるためのコツをまとめました。
オフィス通勤をしていた頃を思い出してみてください。駅まで歩き、階段を上り下りし、電車内で立ち、オフィス内を移動する。意識していなくても、通勤と社内移動だけでそれなりの歩数を稼いでいたはずです。
在宅勤務になると、この「通勤分の活動量」がまるごと消えます。ベッドからデスクまで数歩、トイレやキッチンへの往復くらいしか歩かない日も珍しくありません。さらにオンライン会議が続くと、席を立つタイミングそのものが減っていきます。
つまり在宅勤務の運動不足は、サボっているから起きるのではなく、生活から「移動」という運動が構造的に抜け落ちることで起きる。だからこそ、意志に頼るのではなく、抜けた分を意図的に組み込む発想が要になります。
運動不足以上に見落とされがちなのが、「座りすぎ」そのものの影響です。そもそも日本人の座位時間は1日およそ7時間と世界最長との調査もあり(スポーツ庁)、通勤や社内移動が消えるテレワークでは、これがさらに延びやすくなります。長く座り続けることは、心身にさまざまな負担をかけます。
長時間同じ姿勢で座り続けると、特定の筋肉に負担が集中します。猫背気味の前傾姿勢は腰や首・肩まわりの筋肉を緊張させ、こりや痛みの原因になりがちです。オフィスより簡易なデスク環境で働いている人ほど、姿勢の崩れが固定化しやすい点にも注意が必要です。
体を動かさない時間が長くなると、消費エネルギーが減ります。在宅勤務で間食が増えたという声も多く、活動量の低下と相まって体重や体調の変化を感じる人もいます。激しい運動をしなくても、こまめに体を動かして「座りっぱなしの時間」を分断することが対策の基本になります。
体を動かさず、人とも会わず、一日が終わる。こうした日が続くと、気分が沈みやすくなったり、集中が続かなくなったりすることがあります。軽い運動や散歩で外の空気に触れるだけでも、気分の切り替えに役立つと感じる人は多いはずです。心と体はつながっている、という当たり前のことを在宅勤務はあらためて突きつけてきます。
ここからが本題です。大切なのは「続くこと」。一度にハードな運動を詰め込むより、小さな動きを一日に散りばめるほうが、デスクワーク中心の生活には圧倒的になじみます。
まず取り入れたいのが、定期的に立つこと。1時間に一度は席を立ち、軽く伸びをする、水を取りに行く、数歩歩くだけでも、座りっぱなしの時間を断ち切れます。タイマーやカレンダー通知をセットしておくと忘れにくくなります。
立って作業できる環境をつくるのも有効です。昇降デスクなら座位と立位を切り替えられ、ずっと座り続ける状態を避けられます。専用デスクがなくても、棚やカウンターに一時的にノートPCを置いて立ち作業に切り替えるだけでも違います。
わざわざ運動の時間を確保しなくても、仕事の合間に動けます。たとえば、- オンライン会議を音声だけにして、立ったり歩いたりしながら参加する
「ついで」に動く習慣は、運動という身構えがいらないぶん長続きします。
通勤がなくなった代わりに、始業前や昼休みに10〜15分歩く「疑似通勤」を取り入れる人もいます。朝の散歩は気分の切り替えと生活リズムづくりに、昼の散歩は午後の眠気対策にもなります。外に出ることで、こもりがちな在宅勤務に区切りが生まれます。
自宅やマンションに階段があれば、意識して使うだけで運動になります。動画配信やオンラインフィットネスを使えば、自宅で本格的なトレーニングやヨガも可能です。リモートワークの利点を逆手に取り、「移動時間ゼロで運動できる」と捉えると始めやすくなります。
スマホやスマートウォッチで歩数を可視化し、ゆるめの目標を設定するのもおすすめです。数字で見えると「あと少し歩こう」という動機が生まれます。最初から高い目標を掲げず、今の自分より少し多い水準から始めるのがコツです。
どんな方法も、続かなければ意味がありません。挫折しないために押さえておきたいポイントは2つです。
1つ目は、既存の習慣に紐づける(トリガー設定)。 「朝のコーヒーを淹れる前に肩を回す」「昼食後に散歩する」など、すでに毎日やっている行動とセットにすると、新しい習慣が定着しやすくなります。ゼロから時間を捻出するより、既存の動作に乗せるほうが楽です。
2つ目は、ハードルを思いきり下げる。 「1時間ジム」ではなく「3分のストレッチ」から。小さすぎて失敗しようがないレベルから始め、できた日を積み重ねるほうが、結果的に長く続きます。完璧を目指さず、やらない日があっても自分を責めないことも大切です。
ここで少しだけ、求人メディアらしい視点を。在宅勤務の運動不足を考えるとき、実は「働き方の選び方」自体も効いてきます。
たとえば完全な在宅勤務(通勤ゼロ)は移動の自由度が最大ですが、意識しないと活動量は限りなく減ります。一方、週1〜2回の出社をともなう働き方なら、その日が自然な「歩く機会」になり、生活にメリハリも生まれる。どちらが良い・悪いではなく、自分の体質や暮らしに合うほうを選べることが大事です。
NoTrainでは求人を紹介する際、「リモート可」の一言を鵜呑みにせず、出社頻度を求人原文で確認し、通勤ゼロ・週1通勤・週2通勤といった独自の軸で実態を見ています。働き方は選べる。通勤ゼロで運動を自分で設計するのも、週1〜2出社をほどよい運動機会にするのも、あなた次第です。ビジネス職こそ、場所に縛られない働き方の選択肢を持てる時代になっています。
在宅勤務の運動不足は、意志が弱いから起きるのではなく、通勤という運動が生活から抜け落ちることで構造的に生じます。だからこそ対策も、根性ではなく「仕組み」で。1時間に1回立つ、ながら運動、始業前や昼の散歩、ゆるい歩数目標。小さな動きを一日に散りばめ、既存の習慣に紐づけてハードルを下げれば、デスクワーク中心でも無理なく続けられます。
そして、運動量は働き方の選び方からも変えられます。自分に合う出社頻度を選ぶことは、健康にも、暮らしのリズムにもつながっていきます。
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